Club PUK

Primera 2.0GT (FHP11)

 これは97年に発売になった、2代目Primeraの5ドアハッチバック。これが我らの"Primera UK"です。このハッチバック型のUKは、国内生産されるセダンとは異なり、全車その名の通りUnited Kingdom(英国)からの逆輸入車です。日本に輸入されているのは、ヨーロッパグレードでもGTを名乗る最上級スポーツグレードですが、残念なことに日本へはATのみの輸出でした。
  ボディーの特徴は、大きな荷室を後ろに持ち、非常に使いやすい実用的な車でありながらも、セダンと同じ車両寸法で流麗なボディースタイルを持つスポーツハッチバックです。車の随所には、ヨーロッパ仕様である装備をたくさん残しています。特に目立つのは中央にそびえるルーフアンテナで、ヨーロッパ車であることを強く主張しています。
  エンジンももちろん英国日産製のSR20DEで、黒く塗られたカムカバーを持つそのエンジンからは、150psが発揮されます。タイヤは195 60/15 88Vがレメルツ製のアルミホイールとともに標準で装備されています。足周りは5ドア用に特別にチューンされた固めのサスペンションで、ノーマルタイヤでもがっちりした走りをします。
  その一方で、P11プリメーラより採用されたマルチリンクビームサスペンションを後輪に装備し、車の乗り心地もなかなかいいものです。 また、この車専用のハーフレザーのバケットタイプの座席は、特にホールド性に優れ、国産のPrimeraとは一線を画しています。