ウィ~~ン!! 自己診断
P11型 Primera UKのメーターパネルには、計器類の自己診断機能が付いています。 自己診断中はタコメーターとスピードメーターと燃料計の指針がスケールいっぱいを往復します。なんか、Primera自体が生きているような感じで、ちょっと、ガンダムの操縦席に座った気分ですよ、これが。
さあ、FHP11のオーナーは、早速試してみよう!
自己診断方法
1.自己診断起動
1.キースイッチを”OFF”にする。
2.トリップメーターと時計の二つのノブ(ボタン)を両方同時に押しながら、キースイッチを”ON”にする。エンジンは始動しない。
3.両方のノブを離す。
4.自己診断が起動する。
a.燃料計、スピードメーター、タコメーターの針が1回/5秒間の周期でフルスケール動く。(水温計は動かないよ)
b.燃料残量警告灯が点灯し、デジタル部の表示が全点灯する。
5.どっちかのノブを2回押すと、エラーコードがトリップメーターに表示される。
2.自己診断の解除
キースイッチOFFにするか、最後の操作から約20秒で自動解除される。
3.診断結果
現象 |
対処方法 |
燃料計の指針がフルスケール動かない。 |
コンビネーションメーターが不良(交換) |
スピードメーターの指針がフルスケール動かない。 |
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タコメーターの指針がフルスケール動かない。 |
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デジタル表示が全点灯しない。 |
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燃料残量警告灯が点灯しない |
バルブ交換 |
エラーコードが”0000”以外 |
下記要領に従い故障部位を解読する。 |
4.エラーコードの解読方法
*トリップメーターに表示されるエラーコードは10進法であるため、2進法に変換し、故障部位を検索する
1.下記ライン1の数の中でエラーコードの数より小さくもっとも近い数を選び、エラーコードの数からその数を引き、ライン2にマークする。
2.ライン1の数の中で1.で余った数より小さくもっとも近い数を選び、余った数よりその数を引きライン2にマークする。
3.同じ要領で”0”になるまで繰り返す。
4.マークされた部分の矢印に従い故障部位を見つけだす。
ライン1 |
128 |
64 |
32 |
16 |
8 |
4 |
2 |
1 |
ライン2 |
× |
|
|
|
× |
× |
|
× |
|
↓ |
↓ |
↓ |
↓ |
↓ |
↓ |
↓ |
↓ |
不具合種類番号 |
1 |
2 |
3 |
4 |
5 |
6 |
7 |
8 |
例)エラーコードが”141”の場合
a. 141 - 128 = 13 : 128の下に×マーク記入
b. 13 - 8 = 5 : 8の下に×マーク記入
c. 5 - 4 = 1 : 4の下に×マーク記入
d. 1 - 1 = 0 : 1の下に×マーク記入
不具合種類番号 |
不具合系統 |
対処方法 |
8 |
燃料計系統 短絡 |
燃料計系統の点検 |
7 |
燃料計系統 断線 |
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6 |
車速信号(2パルス)系統の断線 |
メーター~ユニット間のハーネス点検 |
5 |
コンビネーションメーター異常 |
コンビネーションメーターの交換 |
4 |
エンジン回転数入力系統の異常 |
エンジン回転数信号系統の点検 |
3 |
車速入力信号系統の異常 |
車速センサー系統の点検 |
2 |
電源電圧が約16V以上 |
バッテリー、オルタネーターの点検 |
1 |
電源電圧が約9V以下 |